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昨年、健康講座に行きました(第11回)

ⅭOPⅮの啓発について。厚生労働省が「健康日本21」と言う方針を出しています。がん、循環器疾患、糖尿病などの病気の予防や患者数の減少も方針の主な目標の一つになっています。実はⅭOPⅮもその主要目標になっている病気の一つですが、まだまだⅭOPⅮを知らない方が多いのが現状です。ⅭOPⅮの認知率の現状ですが、2011年で25%でした。今から7年前の段階で4人に1人が知っていたことになりますが、2014年の認知率は40%ですので、あまり上がっていません。最終的な目標は2022年で80%とされていますが、2016年時点ではなんと認知率が35%に下がってしまったのです。どうも日本人にとってⅭOPⅮは、ちょっととっつきにくい病気のようです。

最初にⅭOPⅮをテレビで啓発したのが歌手の和田アキ子さんです。和田さんがテレビに出て元気な声で「ⅭOPⅮ、私もたばこやめます」といっても、なんとなくあまり深刻そうに受け取られないという意見もありましたが、結構な反響がありました。

最近ですと亡くなられた落語家の桂歌丸さんがⅭOPⅮだと言う話が有名かもしれません。ⅭOPⅮと闘いながら、歌丸さんが「笑点」の司会者としてがんばってこられた。途中で何度も休んだりしながらそれでも頑張っていた姿は、ⅭOPⅮの啓発にとってとてもプラスになりました。

しかし、世界的に見ると、日本におけるタバコの規制はものすごく遅れています。プレーン・パッケージング法があります。タバコのパッケージからデザイン的要素を排除し、喫煙の危険性を警告する内容を表示することを義務づけた法律のことです。

例えば、オーストラリアのタバコのパッケージにはタバコを吸い続けた結果、口の中ががんになってしまった内容が表示されています。タイですと、お母さんがタバコを吸うと奇形児が生まれてしまうという内容がパッケージに載っています。これらは法律上、載せなければならないとされているわけです。ところが、日本においてはこういう規制は全くない。こういう部分で日本はかなり遅れています。

ⅭOPⅮは肺が動かなくなる動的過膨張を引き起こすので。何かをするとすぐ息苦しくなり、その結果動くことがおっくうになります。ですが、身体活動性が低下すると、つまり動かなくなると、ますます症状が悪くなります。そうしているうちに風邪をひいたり、心不全などを起こしたりして、さらに症状は悪くなります。

このような形でⅭOPⅮはどんどん「負のスパイラル」に落ちていってしまいます。ⅭOPⅮは早期段階から日常生活での身体活動性の低下を起こすと言われています。そして、身体活動性がいったん低下してしまうと、より症状が悪化するのです。ⅭOPⅮの患者さんは出来る限りでいいので、少しでも外に出て散歩しましょう。息苦しい時には立ち止まればよいのです。必ず無理はしない。肺に関しては絶対無理はできません。いったん肺が動きにくくなると酸素を体に取り入れにくくなりますから、つらくなります。だから、苦しくなったら、また少しずつ歩きましょう。とにかく、身体活動性を下げないことが一番大切です。(高橋)

 


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