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昨年、健康講座に行きました(第5回)

喘息発症の1次予防は、発症しないために気をつけることをしっかり知る事です。子供の場合にすごく重要なのは、まずはスキンケアをしっかりすることです。もちろん授乳や離乳食にも気をつける必要はあります。それ以上に大切なのは環境です。閑居をしっかり整えることにより喘息の発症を抑えることが出来るのです。

喘息の症状について。喘息の診断の目安として6つの項目があります。診断する時に、この6つの項目をある程度まで満たしたら喘息と診断されます。一般的に病気には「診断基準」と呼ばれるものがあります。診断基準にはチェックポイントがあります。そのうち何個満たすとこの病気だという基準が明確に書かれています。しかし、喘息には診断基準がありません。診断の目安しかなく、何個満たしたら喘息という基準は全然ありません。医師が喘息と判断すればそれが喘息という事になります。

なぜ、診断基準がないかというと、それは喘息の症状があまりにも多様性に富んでいるからです。例えば、子供がアレルギーでヒューヒュー呼吸しているのも、高齢者が風邪をひいて呼吸に苦しんでいるのも、どちらも喘息なのです。このように異なった原因で生じた病態を一つの枠の中でくくって「喘息」としているわけで、診断基準をつくるのはすごく難しいとのことです。

なかなか診断が難しい喘息ですが、診断上、絶対に見落とせない大切なことがあります。それは臨床症状の特徴です。診断の目安に「発作性の呼吸困難、喘鳴、咳の反復」というものがあります。それは、夜間または早朝に呼吸が苦しくなったり、咳が出たりします。夜間または早朝に具合が悪くなるというのは喘息の特徴です。難しい言葉では「日内変動性」といいます。つまり、夜や明け方に悪くなり、昼になれば比較的よくなるという事です

発作、ヒューヒューといった症状を起こす回数はどの時間帯に多いのかというと、やはり夜から明け方に最も多いことが分かります。病院が開いている時間帯、たとえば、9時ごろから夕方5時ぐらいの時に発作を起こす人はほとんどいないようです。患者さんは夜や明け方に苦しい。でも、来院時には苦しくない。医師は胸の音を聞くのですが、昼まですと、よほど悪くない限りヒューヒューという音は聴こえてこない。これは自然にこうなってしまうのでどうにもならないことです。

実はこれにはホルモン系のバランスが関係しているらしいです。夜になるとホルモン系のバランスが崩れたり、副交感神経系が亢進するといった現象がおきます。ホメオスタンスというらしいです。人間の体の中を保たせるためのいろいろな働きが夜から明け方に起こります。その結果、夜から明け方に悪くなる。これは喘息のすごく重要な特徴です。

そして、「年内変動性」というものもあります。一般的には秋から冬になってきたころ、急に寒くなってきて、湿度も下がって風邪をひきやすくなってきた時期に発作が起こりやすくなります。

台風の時期や梅雨の時期なども発作が起こりやすくなります。梅雨の時期にはダニが急に増えるのも発作の原因と言われています。このような年内変動性、つまり、季節の変わり目、台風や梅雨の時期に症状が悪くなる、ということも喘息の一つの特徴です。(高橋)


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