インプラント
人にとって、第1の歯は乳歯。第2の歯は永久歯。
ただし永久に使っていく永久歯を、虫歯や歯周病、事故などにより、泣く泣く抜かざるをえなくなってしまった時。
治療方法には、ブリッジや入れ歯、第3の歯といわれるインプラントがあります。
インプラントとは!?
抜いた永久歯の顎骨部分に、人工歯根(チタン製のネジ)を埋入し、その上に歯を建てるものです。
メリット
他の歯に負担がない
ブリッジは抜いた歯の代わりを入れるため、両隣の健康な歯を削らなければいけません。
入れ歯もバネをかける歯に負担がかかります。インプラントは抜けた部分に植立するだけで、他の歯には影響を与え
ません。
異物感がない
顎骨に直接ついていますから、取り外す必要がなく、入れ歯を装着した時の様な異物感を残しません。
キレイ
入れ歯はバネが見えてしまうこともありますが、インプラントは天然歯の様な仕上がりになるので審美性に
優れています。
デメリット
インプラントは虫歯にはなりませんが、きちんと歯ブラシをしないと歯周病にはなります。
ですから、埋入したら終了ではなく、ご自分でのシッカリとしたお手入れ(ブラッシング)と
定期的なチェックとクリーニングが必要です。
【メインテナンスやご自身のお手入れ次第では10~20年、それ以上も可能です。】
保険外の自費治療となります。
こんな方にお勧め
- 入れ歯に抵抗のある方。
- 天然歯を削らなくてはならないブリッジが嫌な方。
※ただし、インプラントに適応しない場合の方もいらっしゃいますので、まずは担当医にご相談下さい。
当院のインプラントシステム
日本製の京セラPOIインプラントを使用しております。
インプラント治療の流れ
1.カウンセリング(30分)
- インプラントへの不安や疑問など、何でも主治医にご相談下さい。
2.オペ前検査(15~30分)
- 現在の健康状態や既往歴
- 咬合状態や、レントゲン上での顎骨状態
- CTによる顎骨の厚さや密度
※CT検査は、東京歯科大学附属病院・放射線科へ行っていただいております。(別途 料金)
ご予約は当医院でおとりいたしますので担当医にご相談下さい。
3.治療計画の説明・オペ前クリーニング(30分)
- 当院での検査結果と、大学病院からの検査結果を参照にし、これからの治療方法などをご説明します。
- 患者さまのスケジュールを配慮し、オペ日を決定します。
- お口全体のクリーニングを歯科衛生士が行います。
4.オペ日当日(1~2時間)
- インプラントを顎骨に埋め込みます。
- 完全滅菌域でオペを行っておりますので、ご安心下さい。
- 麻酔をシッカリ効かせるので、オペ中に痛みを感じる事はありません。
【オペ後の注意事項】
- 十分な睡眠をお取り下さい。
- 処方されたお薬は、必ずお飲み下さい。
- 入浴はシャワー程度にして下さい。
- 激しい運動を避けて下さい。
- 歯ブラシは、主治医の指示に従って下さい。
- 埋入したインプラントの部分で、物を咬まないで下さい。
5.翌日・消毒(5分)
- 翌日、消毒に来院していただき痛みや出血、腫れがないかなどチェックします。
- インプラントの埋入本数や症例によっては、腫れる事があります。
6.1週間後に抜糸(10分)
7.インプラントと顎骨の結合安定期間(3~6カ月)
- 1週間、2週間、1カ月、3カ月のペースで来院していただき、インプラントと顎骨の結合具合をチェックします。
- ブラッシング状態は、歯科衛生士がチェック・ご指導します。
8.3~6カ月後・上部構造の型取り(30分~1時間)
- インプラントと顎骨がシッカリ結合したところで、上に被せる冠(セラミック)の型取りをします。
9.上部構造のセット(30分~1時間)
※インプラントの場合、メインテナンス時にチェックをしたり再調整できる様に、仮付けで使って頂くのが
一般的です。仮付けと言っても、お食事時などで簡単に取れる事はありませんのでご安心下さい。
10.メインテナンス(1~6カ月ごと)
- インプラントは虫歯にはなりませんが、きちんと歯ブラシをしないと歯周病にはなります。
- また、咬み合わせで影響が出やすいため、埋入したら終了ではなくご自分でのシッカリとしたお手入れ(ブラッシング)と、定期的なチェックやクリーニングが必要です。